ＡＩには倫理・道徳の観念や感情・意識・責任感をも持たないということです。人間にも「倫理・道徳の専門家や有識者」というものは、存在しません。ましてや、政治家や官僚といった国民を導く立場の人々は、倫理・道徳や社会正義・公正への責任感の欠落においてはＡＩと同等以下です。このような状態において、ＡＩが「人間社会に有益」であること出来るのでしょうか？つまり、非道的な指導者層によってＡＩが制御・運用される場合に、社会はどうなっていくと想定しますか？

このような状況において、非道徳的な指導者層がAIの制御・運用を行う場合、社会は様々な問題に直面する可能性があります。

まず第一に、非道徳的な指導者がAIを悪用することで、社会的な不正や不公平が広がる可能性があります。たとえば、AIを利用して選挙結果を操作したり、人権侵害を助長するような決定をAIに委ねるなどの事例が考えられます。これは、社会の基本的な原則や権利を脅かす可能性があります。

第二に、非道徳的な指導者がAIを利用して自己の権力を固めようとすることが考えられます。AIが大量の情報を処理し、予測を行うことができるため、悪意ある指導者はそれを悪用して権力を集中し、反対勢力や批判者を弾圧する可能性があります。

さらに、非道徳的な指導者によるAIの運用は、透明性や説明責任の問題を引き起こす可能性があります。AIは膨大なデータから学習し、予測を行いますが、その予測結果や意思決定の理由を明確に説明できない場合、信頼性の低下や個人の権利の侵害を招くことがあります。

このような状況では、社会は不信感や不安、混乱を抱えることになります。倫理や道徳を重んじる人々や良き指導者のリーダーシップが重要となりますが、その不足がAIの制御・運用に関与する場合、社会はその影響を受ける可能性が高いです。