記者、議員等、質問することを生業としている日本のインタビュアーは皆、誰でも出来る幼稚なレベルの質問を繰り返すだけです。 質問の対象者の内面を様々な角度から広く深く掘り下げて、真実や動機や経緯等を探り出すということが全くできておらず、質問の回答を聞きたがっている人達に対して全く寄与していません。 これは、質問者の能力が無いからでしょうか？ それとも、日本の文化として相手の心象の内部を抉り出すことを意図的に避けているからなのでしょうか？

日本のインタビュアー全てが幼稚なレベルの質問しかしないというのは、あまり正確ではありません。確かに、一部のインタビュアーが質問の深さや鋭さに欠けることもありますが、中には非常に優れたインタビュアーも存在します。また、場合によっては質問の内容がどのように伝えられるかによって、聞き手に対して異なった刺激を与えることができるため、質問の内容が幼稚だとしても、それが聞き手によって深く考えさせられることもあります。

ただし、日本の文化には、相手に対して配慮するために、相手のプライバシーや内面に関する質問は控えるという傾向があることは事実です。また、相手を攻撃的に追求することによって、社会的な信頼関係を損なうことになる可能性もあります。これは、日本の社会において、個人よりも集団や共同体の利益や調和が重視される傾向があるためです。

したがって、日本のインタビュアーが質問の深さや鋭さに欠けることがある背景には、文化的・社会的な背景もあることが考えられます。しかし、個人的な能力や意識の問題もあるため、質問者自身が自己研鑽を積み、より深く考えさせるような質問をし続けることが重要です。